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渡部 雅; 砂押 剛雄*; 加藤 正人
Defect and Diffusion Forum, 375, p.84 - 90, 2017/05
(U, Pu)Oの酸素化学拡散係数を熱重量測定法を用いて決定した。また、酸素化学拡散係数の算出においては試料の表面反応も考慮した。その結果、酸素化学拡散係数の活性化エネルギーは、(UPu)O及び(UPu)Oについてそれぞれ60kJ/mol, 65kJ/molとなった。
加藤 正人; 中村 博樹; 渡部 雅; 松本 卓; 町田 昌彦
Defect and Diffusion Forum, 375, p.57 - 70, 2017/05
PuOの実験データをレビューし、酸素ポテンシャル、電気伝導率及び第一原理計算結果を用いて欠陥濃度を評価した。欠陥濃度を評価する式を導出し、様々な基礎特性の間の整合性を確認するとともに、熱物性を評価するための機構論的モデルを導出した。
岡安 悟; 小野 正雄; 西尾 太一郎*; 井口 祐介*; 真下 茂*
Defect and Diffusion Forum, 323-325, p.545 - 548, 2012/04
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Nanoscience & Nanotechnology)超重力場下の処理では固体中でも原子の沈降が生じる。その結果、BiPb合金の相において部分的な溶融結晶化が発生する。完全結晶であるBiPbのhcp相と部分的に欠陥の入ったBiPbのhcp相でのわずかな密度の違いが超重力場下では大きく拡大される。そしてその結果相が分離を起こす。分離した相ではそれぞれの超伝導特性が異なる。
岩田 満直*; 杉山 雄一*; 村田 純教*; 高屋 茂
Defect and Diffusion Forum, 326-328, p.578 - 582, 2012/04
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Nanoscience & Nanotechnology)耐熱鋼の微細組織は原子拡散により変化し、その結果、機械特性が変化する。微細組織の変化は、組織自由エネルギーにより定量化できることが知られており、材料の材質劣化を調べるうえで、組織自由エネルギーの評価が効果的である。本研究では、改良9Cr-1Mo鋼の細粒HAZ部について、クリープ損傷による組織自由エネルギーの変化を評価した。その結果、試験時間とともに、組織自由エネルギーが低下し、その低下率は応力負荷により大きくなることを明らかにした。さらに、組織自由エネルギーの低下挙動を近似式で表し、任意の応力での組織自由エネルギーを予測できるようにした。
小野 正雄; 井口 裕介*; 岡安 悟; 江坂 文孝; 小林 桂*; Hao, T.; Bagum, R.*; 大澤 崇人; 藤井 貴美夫; 中村 栄三*; et al.
Defect and Diffusion Forum, 289-292, p.63 - 68, 2009/04
原子スケールで連続的に組成が傾斜した傾斜構造を持つ超重力場実験後のIn-Pb合金(出発状態:In:Pb=80:20at%,実験条件:81万G,100時間,150C(固体状態))について同位体存在比の変動を調べた。分析には二次イオン質量分析器(SIMS)を用いた。構成元素であるPbの場合、質量数の差が2となるPbとPbに着目すると、同位体存在比Pb/Pbが重力方向に連続的に1.5%減少し、質量数の差が1となるPbとPbに着目すると、同位体存在比Pb/Pbが同じく重力方向に連続的に0.8%減少していることがわかった。また、Pb/PbとPb/Pbの3同位体プロットから、質量差のみに依存した同位体比の変動が起こり、重いPbが重力方向に増加し、軽いPbが重力と反対方向に増加したことがわかった。この結果から、超重力場は合金中の相互拡散に影響を及ぼすだけでなく、自己拡散にも影響を及ぼすことを、質量差に依存した同位体分別効果という形で確認することができた。
井口 裕介*; 小野 正雄; 岡安 悟; 真下 茂
Defect and Diffusion Forum, 289-292, p.319 - 322, 2009/04
これまでに、合金や化合物に100万Gレベルの超重力場を加えることで、構成原子の沈降現象を誘起し、原子スケールの傾斜構造の形成に成功してきた。本研究では、超重力場下の半導体中での不純物原子の沈降について調べた。試料はGeを物理蒸着(PVD)したInSb単結晶ウエハーとし、超重力場実験条件は、最大遠心加速度59万G,超重力場実験としては比較的高温の400Cの試料温度にて、60時間とした。超重力場処理したGeの侵入深さが、地上重力場下で同一温度で熱処理した場合に比べ数倍深くなっていることがわかった。
真下 茂; 井口 裕介*; Bagum, R.*; 佐野 智一*; 竹田 晋吾*; 木村 滋*; 坂田 修身*; 小野 正雄; 岡安 悟; 鶴井 隆雄*; et al.
Defect and Diffusion Forum, 289-292, p.357 - 360, 2009/04
単相で均一なBiPb金属間化合物を、102万G,130C,100時間の実験条件にて超重力処理したところ、目視でも確認できる特異なナノ構造を持つ4つの層状構造が形成された。重力が最も小さい領域となる4番目の層では、純Biの析出が見られ、2,3番目の層では、Pbの組成が重力方向に増加する組成傾斜構造が形成されていた。2層目では、アモルファス相が含まれていることを示唆する非常にブロードなピークを持つX線回折パターンが確認された。
Bagum, R.*; 岡安 悟; 井口 裕介*; 小野 正雄; 真下 茂
Defect and Diffusion Forum, 289-292, p.517 - 521, 2009/04
双晶を含むYBaCuO単結晶に対して融点よりも十分に低い温度にて超重力場実験を行った。38万G, 250Cにて超重力処理した試料に、原子の沈降に起因するものと思われる微妙に組成が異なる2層構造が確認された。重力が大きい側の層では、Y123相が消滅してX線回折パターンに不明なピークが出現し、重力の弱い側の層はY123相が保たれていることがわかった。400Cにおける実験では試料全体で分解が生じたことがわかった。これらの実験温度は高温超伝導体YBaCuO単結晶の酸素アニールに用いられる温度域であり、通常は分解しにくい温度であるため、超重力場の印可により、酸素が超重力場によって移動し、欠損しより低い温度で分解が始まったものと考えられる。
須貝 宏行; 左高 正雄; 岡安 悟; 市川 進一; 西尾 勝久; 光岡 真一; 仲野谷 孝充; 長 明彦; 佐藤 哲也; 橋本 尚志; et al.
Defect and Diffusion Forum, 273-276, p.667 - 672, 2008/00
A non-destructive and on-line diffusion tracing in Li ionic conductors has been successfully conducted by using the short-lived -emitting radiotracer of Li. The radiotracers produced as an energetic and pulsed ion beam are implanted into the Li ionic conductor of NaTl-type intermetallic compounds (-LiAl, -LiGa, and -LiIn). The -particles survived on their passage from the position emitted by the diffusing Li to the surface of the specimen are measured as a function of time. The diffusion coefficients of Li obtained for the NaTl-type intermetallic compounds with different Li compositions are quantitatively discussed in terms of the interaction between the structural defects in the specimen and Li.
小野 正雄; Huang, X.*; 木下 貴博*; 上野 秀人*; 長壁 豊隆; 真下 茂
Defect and Diffusion Forum, 237-240(2), p.1101 - 1104, 2005/00
超強重力場下では、凝縮物質中でさえ原子の沈降が生じる。筆者らはこれまでに幾つかの固溶系合金にて置換型溶質原子の沈降を実現している。それでは、他の合金系ではどうなのか?そこで、本研究では、Bi-Pb系金属間化合物(BiPb)について、実験時間の条件を変えながら超重力場実験を行った。(実験条件:最大加速度1.010gレベル,温度:130-150C,実験時間:30-150h,状態:固体)。実験後の試料には組成変化が見られた。また、出発状態ではBiPbであったが、実験後には重力が弱い側にBi相が出現していることがわかった。これらの結果は金属間化合物中でも原子の沈降が起こり、組成変化と構造の変化が起きたことを表している。
真下 茂
Defect and Diffusion Forum, 237-240(1), p.30 - 37, 2005/00
100万Gレベルの超重力場下では凝縮物質中で原子の沈降や非平衡な結晶化学状態が期待できる。しかしながら、生化学分野で分子や高分子の沈降が使われていながら、超重力場下の物質研究は未踏の分野として残っている。われわれは100万Gレベルの重力場を高温で発生できる装置を開発し、Bi-Sb, In-Pb, Bi-PB系などの合金系や金属間化合物で置換型溶質原子の沈降を世界ではじめて実現した。Bi-Sb系では沈降の拡散係数は化学ポテンシャルによる拡散係数に比べて20倍以上大きく見積もられた。そのメカニズムはまだ不明であるが、この凝縮物質中の置換型溶質原子の沈降は新しいタイプの拡散に位置付ることができる。本論文では超重力場下の原子の沈降の研究の最近の発展をレビューし、拡散メカニズムと応用を議論した。